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釣具店で「シマノ」と「ダイワ」、どちらの文字を探してしまいますか?
釣り人なら誰もが一度は通る「シマノ派かダイワ派か」問題。この記事では、製品スペックの比較ではなく、両社の歴史・哲学・文化の違いから、それぞれの魅力を掘り下げます。
どちらの派閥の方も、きっと「やっぱりうちが最高」と再確認できるはず。
1. まずは基本データで両社を知る
シマノの基本情報
企業データ
- 創業:1921年(大正10年)
- 本社:大阪府堺市
- 創業時の事業:自転車部品製造
- 釣具事業開始:1970年代
- 資本金:356億円
- 従業員数:連結10,130人(2024年12月現在)
- 連結子会社:49社
代表的なシリーズ
- ステラ、ヴァンキッシュ、ツインパワー(リール)
- ワールドシャウラ、ポイズングロリアス(ロッド)
国内営業拠点
釣具営業所は全国主要都市に展開:
- 埼玉営業所
- 東京営業所
- 名古屋営業所
- 大阪営業所
- 中四国営業所
- 九州営業所
グローバル展開
世界約50拠点で事業展開。自転車部品事業との相乗効果で、欧米を中心に強固な販売網を構築。特にヨーロッパ市場でのプレゼンスが高い。[1]
ダイワ(グローブライド)の基本情報
企業データ
- 創業:1958年(昭和33年)
- 本社:東京都東久留米市
- 創業時の事業:釣具製造
- 正式社名:グローブライド株式会社(ブランド名:ダイワ)
- 従業員数:連結約3,000人規模
代表的なシリーズ
- イグジスト、ソルティガ、セルテート(リール)
- ブレイゾン、モアザン、エメラルダス(ロッド)
国内営業拠点
全国に販売拠点を展開。詳細な営業所数は非公開だが、シマノと同様に主要都市をカバー。
グローバル展開
世界19拠点で事業展開:[2]
- 海外販売拠点(15拠点):アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、オーストラリア、台湾、香港、韓国、中国、シンガポール、マレーシアなど
- 海外生産拠点(4拠点):タイ、中国(2拠点)、ベトナム
特にアジア・オセアニア地域での売上比率が高く、地域の魚種に合わせた製品展開が特徴。
国内での勢力図は?
都道府県別の明確なシェアデータは公開されていませんが、釣り人の間では以下のような傾向が語られています:
シマノが強い傾向
- 関西圏(本社が大阪)
- バス釣りが盛んな地域
- 海外遠征に行くアングラーが多い地域
ダイワが強い傾向
- 関東圏(本社が東京)
- 磯釣り・船釣りが盛んな地域
- 伝統的な釣り文化が根付く地域
ただし、これはあくまで「肌感覚」レベルの話。実際には両社とも全国的に均等なシェアを持っており、釣り人800人へのアンケートでも僅差という結果が出ています。[3]
グローバル市場でのポジション
世界の釣具市場でのシェア
両社とも世界トップクラスのシェアを誇ります。特に技術力と品質の高さで、海外のアングラーからも絶大な支持を受けています。
中国の釣り大会などでも、日本の「ダイワ」と「シマノ」の2ブランドが圧倒的なシェアを持っています。[4]
比較ポイント
- シマノ:自転車部品メーカーから釣具へ参入、技術力が強み
- ダイワ:釣具専業メーカーとしてスタート、釣り人目線が強み
2. 会社の哲学とコンセプトの違い
シマノが大切にしていること
「精密な機械」としてのリール設計
シマノのリールは、自転車部品で培った精密加工技術がベース。ギアの噛み合わせ、ベアリングの精度、すべてが工業製品としての完成度を追求しています。
自転車技術からのフィードバック
ツール・ド・フランスで使われる自転車部品の技術が、釣具にも応用されています。これは他の釣具メーカーにはない圧倒的な強み。
グローバル展開と標準化
世界約50拠点での事業展開により、グローバルスタンダードな製品づくりを実現。
キーワード:「精密」「耐久性」「工業製品としての完成度」
ダイワが大切にしていること
「釣り人の道具」としてのこだわり
創業以来、釣具一筋。釣り人が「本当に欲しい」と思う機能を形にすることに執念を燃やしています。
軽量化への執念
ZAION(超軽量樹脂)、マグシールド(防水機構)など、釣りの快適性を追求した独自技術の開発に積極的。
日本の釣り文化への深い理解
磯釣り、船釣り、渓流釣りなど、日本独自の釣り文化に寄り添った製品開発が特徴。
キーワード:「感性」「革新」「釣り人ファースト」
ここがポイント
- シマノ派:「壊れない、信頼できる機械が好き」
- ダイワ派:「釣りのための細やかな配慮が好き」
3. デザインと色の違い
シマノのデザイン哲学
カラーリング
- シルバー・ブラック・ゴールドの高級感
- 水色のロゴマークが特徴
- 無骨でメカニカルなデザイン
象徴的なモデル
ステラの「質実剛健」な佇まいは、まさにシマノの哲学を体現しています。
ダイワのデザイン哲学
カラーリング
- レッド・ゴールド・ブラックの組み合わせ
- やや派手めで存在感のあるデザイン
- スポーティで攻撃的なフォルム
象徴的なモデル
イグジストの「美しさと機能の融合」は、ダイワの美学そのもの。
見た目で選ぶ派もいる
釣具は道具である前に、持つ喜びを与えてくれる存在。見た目の好みも立派な選択基準です。
「シマノの水色ロゴがカッコいい」
「ダイワの赤いロッドが好き」
こういう理由で選んでも、全く問題ありません。
4. 専属プロアングラーから見る両社のカラー
シマノ所属の有名アングラー
- 村田基(バス釣り界のレジェンド)
- 並木敏成(技術と理論のバスプロ)
- 平和卓也(ソルトルアーの第一人者)
- 村越正海(石物釣りの名手)
特徴:理論派、技術重視、教育的なアプローチ
ダイワ所属の有名アングラー
- 青木大介(バストーナメント界のトップ)
- 川村光大郎(ソルトルアーのカリスマ)
- 山田ヒロヒト(エギング界の先駆者)
特徴:実戦派、感覚重視、エンターテイメント性
アングラーの色が会社の色
所属プロの雰囲気を見れば、その会社が何を大切にしているかが分かります。
シマノは「理論と技術で釣りを解き明かす」スタイル。
ダイワは「感性と経験で釣りを楽しむ」スタイル。
どちらも釣りの楽しみ方として正解です。
5. 技術革新の歴史
シマノの革新技術
HAGANEギア
耐久性の象徴。長時間の使用でもガタつきが出にくい。
X-SHIP
パワー伝達効率を向上させ、巻き上げが軽くなる。
CI4+
軽量化と強度を両立した素材。
スパイラルX(ロッド)
ネジレを防止し、パワーロスを最小化。
ダイワの革新技術
マグシールド
磁性オイルで水の侵入を防ぐ画期的な防水システム。
ZAION
カーボン樹脂の超軽量素材。軽さは正義。
エアローター
ローターの軽量化で巻き心地が劇的に向上。
AGS(ロッド)
カーボンガイドで軽量化と感度アップを実現。
どちらも止まらない進化
両社とも毎年のように新技術を投入。釣り人にとっては嬉しい競争です。
「シマノが新技術を出せば、ダイワも対抗技術を出す」
「ダイワが軽量化すれば、シマノも軽量化する」
この切磋琢磨が、日本の釣具を世界最高水準に押し上げています。
6. 価格帯とラインナップの特徴
シマノのラインナップ戦略
特徴
- エントリー~ハイエンドまで幅広い
- ミドルクラスの充実度が高い
- 汎用性の高いモデルが多い
価格イメージ
- エントリー:5,000円~15,000円
- ミドル:20,000円~50,000円
- ハイエンド:60,000円~150,000円
ダイワのラインナップ戦略
特徴
- 専門特化型のモデルが豊富
- ハイエンドへのこだわりが強い
- ターゲット別の細分化
価格イメージ
- エントリー:5,000円~15,000円
- ミドル:20,000円~50,000円
- ハイエンド:60,000円~200,000円
どちらを選ぶべき?
初心者~中級者
シマノの安定感とコストパフォーマンスが◎
特定の釣りを極めたい
ダイワの専門性が◎
ただし、これも絶対的な基準ではありません。最終的には「見た目」や「フィーリング」で選んでOKです。
7. ユーザーの声・あるあるネタ
シマノ派の声
- 「とにかく壊れない。10年使ってもまだ現役」
- 「メンテが楽。分解掃除もしやすい」
- 「どこでも買える安心感。部品も手に入りやすい」
- 「シルバーの高級感がたまらん」
- 「自転車もシマノだから統一感がある」
ダイワ派の声
- 「軽くて疲れない。1日中振っていられる」
- 「細かいところまで考えられてる感じがする」
- 「赤いロッドがカッコいい。所有欲が満たされる」
- 「釣り人の気持ち分かってる感じがする」
- 「マグシールドのおかげで塩噛みしない」
両派共通のあるある
- 「気づいたら全部同じメーカーになってた」
- 「他社の良い製品も分かってるけど浮気できない」
- 「釣具店で無意識に自分の派のコーナーに行く」
- 「同じ派の人と会うと謎の連帯感が生まれる」
- 「逆派の人とは『でもアレは良いよね』と認め合う」
8. 結局どっちを選べばいいの?
こんな人にはシマノがおすすめ
✓ 長く使える信頼性重視
✓ メンテナンスの手間を減らしたい
✓ 幅広い釣りを楽しみたい
✓ 機械としての完成度を求める
✓ 自転車もやってて統一感が欲しい
こんな人にはダイワがおすすめ
✓ 軽量化にこだわりたい
✓ 特定の釣りを極めたい
✓ 新技術をいち早く試したい
✓ 釣り人目線の細やかさを求める
✓ デザインで所有欲を満たしたい
最終結論
どちらも最高。好きな方を選べばいい。
釣果に直結するのは道具ではなく、あなたの技術と経験です。
高級なタックルを持っていても釣れない人は釣れないし、エントリーモデルでもバンバン釣る人は釣ります。
大切なのは「自分が信頼できる道具」を持つこと。
シマノでもダイワでも、「これだ!」と思った方を選んでください。
9. まとめ:派閥を超えて楽しもう
シマノもダイワも、釣り人のために日々進化を続けている素晴らしいメーカーです。
「派」を名乗るのは楽しいけれど、相手の派を否定する必要はありません。むしろ両社の競争があるからこそ、私たち釣り人は年々進化する道具を楽しめています。
あなたは今、どちらの派ですか?
そして次に買うのは、やっぱり同じメーカーですか?
もし浮気するなら、それはそれで新しい発見があるかもしれません。
釣りは自由です。道具選びも自由です。
シマノもダイワも、あなたの釣りライフを豊かにしてくれる最高のパートナーです。
パンダ Fishing Club 