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ダイワ モアザン ブランジーノ EX AGS 97ML/M は“買い”か|向き不向きと選び方を整理

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ダイワ モアザン ブランジーノ EX AGS 97ML/M

「次のロッド、本物にしたい」と思い始めたあなたへ

シーバスを3年、5年と続けると、あるとき壁にぶつかる。釣れていないわけじゃない。でも何かが物足りなくて、ロッドを握るたびに「そろそろ本当に良いものを」という気持ちがよぎる。ハイエンドに踏み込むのは、たいていそのタイミングだ。

とはいえ7〜8万円を「なんとなく良さそう」で出すのは怖い。だからこの記事では、ダイワ最高峰のシーバスロッド「モアザン ブランジーノ EX AGS 97ML/M」について、メリットだけでなく向かないスタイルも正直に書く。読み終えたとき、買うにせよ見送るにせよ、自分の判断に確信が持てる状態をゴールにしている。


ブランジーノ EX AGSのなかで、97ML/Mはどんな役割か

ダイワのシーバスロッドは、入門向けのラテオ、中堅のモアザン AGS、そして最高峰のモアザン ブランジーノ EX AGSという階層になっている。「EX(エクストラ)」はダイワが素材・工法・設計に持てる技術を注いだフラッグシップシリーズだ。

その中で97ML/Mは、ラインナップ随一の汎用機として位置づけられる。87MLが都市型の小場所特化、94MLが操作系、98M/MHがパワーゲーム向けと尖ったコンセプトを持つのに対し、97ML/Mは「相反する要素を一本で両立させる」ことを狙ったモデルである。


なぜ97ML/Mが「万能」と言えるのか(設計から読み解く)

97ML/Mが汎用機たりえる理由は、評判ではなくブランクス設計そのものにある。

ティップ側はMLパワー。軽量ミノーやシンキングペンシルなど繊細な操作が要るルアーをストレスなく扱える。一方バット側はMパワー。重量級バイブや鉄板系を弾き出すキャスト力と、ランカーを浮かせるファイトパワーを備える。

通常はどちらかを犠牲にしないと得られない「軽さ・飛距離・感度」と「パワー・粘り」を、ティップとバットで役割分担させることで一本に同居させている。適合ルアーが7〜45gと極端に広いことが、その汎用性を端的に表している。


7万円の価値はどこにあるか:搭載技術の中身

高いロッドと安いロッドの差は「素材と工法」に集約される。97ML/Mの主要技術を、体感メリットとセットで整理する。

SVFコンパイルXナノプラス(ブランクス素材)

SVF(Super Volume Free)は、カーボンを束ねる樹脂量を極限まで減らした製法。樹脂が減るぶんカーボン比率が高くなり、同じ強度でより細く・軽いブランクスが成立する。さらに「ナノプラス」は樹脂にナノ微粒子を配合して強度を補う技術で、軽さと強さのトレードオフを解消する狙いがある。体感としては、着水時の水流・ボトムの質感・バイトの初期衝動がより明確に伝わりやすい。

AGSガイド(エアガイドシステム)

一般的なステンレス/チタンではなくカーボンフレームを採用したガイド。軽量化によりキャスト時の振り抜きが素直になり飛距離に効く。加えて金属より振動吸収が少なく、ライン→ガイド→ブランクスへの情報伝達がクリアになりやすい。

CWS(カーボンラッピングシステム)

ガイド固定をスレッドではなくカーボンクロスで行う技術。取り付け部のネジレ剛性と耐久性が向上し、キャスト精度とファイト時の安定感に寄与する。

スリムフィットリールシート

細身で手に収まりやすく、長時間でも疲れにくい。手首の動きが制限されず、ルアー操作の精度に貢献する。

ダイワ モアザン ブランジーノ EX AGS 97ML/M

モアザン ブランジーノ EX AGS 97ML/M

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スペック詳細

項目 スペック
全長 9.7フィート(2.96m)
継数 2本
仕舞寸法 152cm
自重 約100g前後
適合ルアー 7〜45g
適合ライン(PE) 0.6〜1.5号
ガイド AGS(エアガイドシステム)
ブランクス SVFコンパイルXナノプラス
グリップ スリムフィットリールシート


このロッドが活きる釣り

河川・デイゲームのドリフト

流れにルアーを馴染ませるドリフトでは、ティップの繊細さとバットのパワーが同時に要る。流しながら抵抗を感じ取り、ヒット後は素早く制圧する——この矛盾した要求にML/Mの二面性が応えやすい。

港湾部のランカー狙い

重めのバイブや鉄板でボトムを取る釣りでは、30〜40gクラスを快適に扱えるMバットが効く。ヒット後も主導権を握りやすい。

サーフの遠投ゲーム

9.7フィート+Mバットは遠投に有利。45gまで背負えるため、波打ち際のアクションまで一本で完結しやすい。


正直に書く:このロッドが向いていない人

万能機ゆえに、合わない使い方もはっきりある。買ってから後悔しないために、ここは正直に書いておく。

  • 5g以下の超軽量ルアーを多用する小場所・近距離特化の人には、このスペックは過剰。同シリーズの87LMLなど、より繊細なモデルが向く。
  • 「とにかく硬くてパワフルが好き」というスタイルには、万能であるがゆえに「普通すぎる」と感じることがある。より尖ったパワーモデルの選択肢を検討したい。
  • 使うルアーが7g以下ばかり、または50g以上ばかりに偏っている人。汎用性という最大の長所が活きない。

購入前チェック:3つ以上当てはまれば「買い」

以下に3つ以上「はい」が付くなら、97ML/Mはあなたの釣りに合っている可能性が高い。

  • 今のロッドを3年以上使い、初めてハイエンドへの買い替えを検討している
  • 河川・港湾・サーフなど複数のフィールドに出る
  • 使うルアーが10〜40gの範囲に収まることが多い
  • ランカー(80cm以上)を意識した釣りをしている
  • 「一本で何でもこなせる相棒」を求めている
  • 一度良いものを買って長く使いたい

3つ以上当てはまったあなたへ

ダイワ モアザン ブランジーノ EX AGS 97ML/M

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高額ロッドをAmazonで買うという選択

7万円クラスになると、「正規品が届くか」「初期不良時の対応は」という不安が出てくる。Amazonはこの不安をプラットフォーム側で吸収している点で、高額品とは相性が良い。返品・交換ポリシー、サポート体制、Prime配送——「高い買い物ほど、安心できる窓口で」という考え方は理にかなっている。具体的な配送・返品条件は商品ごとに異なるため、最終的には商品ページで確認してほしい。


まとめ:「最高の一本」より「自分に合う一本」

ハイエンド選びで多くの人が「どれが一番良いか」を探す。だが正しい問いは「自分の釣りに一番合うのはどれか」だ。

97ML/Mが中級〜上級者に選ばれるのは、最高だからではなく、スタイルが固まったアングラーが、あらゆる状況で妥協しなくて済むからだ。SVFの軽さと感度、AGSの情報伝達、ML×Mの二面性。これらが噛み合うと、釣り場での選択肢が広がり、一投ごとの精度が上がる。

7万円を高いと見るか安いと見るかは、使う頻度と年数で変わる。月4〜5回・5年使えば、1回あたりは数百円。そう捉えれば、自分の釣りに合致しているなら十分に合理的な投資だ。あとは、上のチェックリストにいくつ当てはまったか——それが答えになる。

── この記事で取り上げたロッド ──

ダイワ モアザン ブランジーノ EX AGS 97ML/M

ダイワ モアザン ブランジーノ
EX AGS 97ML/M

✓ 適合ルアー 7〜45g の広い守備範囲
✓ AGSガイドによる感度と飛距離
✓ MLティップ × Mバット の二面性設計
✓ 河川・港湾・サーフをこなす汎用性

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