このページには広告が含まれています。
AUTUMN SQUID × EGING PREP
秋イカに、ちゃんと準備して臨む。
タックルを選び直した記録。
ロッド・リール・ギャフ ―― 迷った機種と、決め手のすべて。
エギングは、ずっと「いつかちゃんとやりたい釣り」でした。
実際には、思い出したように始めては、いつのまにか竿を置いている。数年まるごと空いたこともある。そんな付き合い方を、かれこれ7〜8年は続けてきました。
理由ははっきりしています。毎回どこかでうまくいかず、何度も心が折れかけてきたからです。
安く揃えたエギング用のパックロッドは、根掛かりを外そうと煽った瞬間に折れました。磯場に通えば、1釣行でエギを6個も7個も根に持っていかれる。やっと堤防から良型を掛けても、足元まで来たイカは、すっと軽くなって消えていく。
道具をケチって、知識も中途半端なまま挑んで、また竿を置く。その繰り返しでした。
でも今年は、腰を据えて道具を選び直しました。秋イカに、ちゃんと準備して臨む。同じように「エギング、何度も始めては離れてるんだよな」という人にこそ、読んでほしい記事です。
なぜ今年は”ちゃんと”選び直したのか
過去のうまくいかなかった原因を振り返ると、ほぼ全部「道具と知識をケチったこと」に行き着きます。今年の準備は、この3つの反省から始まりました。
① 安物ロッドは、肝心な場面で折れた
根掛かりを無理に外そうと煽って、ロッドを折りました。後で知ったのは、根掛かりは竿を煽って外すものではなく、ラインを手で持って一直線に引っ張るのが基本だということ。当時はそれを知らず、そもそも安物で強度の余裕もなかった。道具と知識、両方をケチった結果でした。
② エギは「ロストして当たり前」と割り切れていなかった
磯場で1釣行に6〜7個。ロストするたびに「もったいない」と萎えて、攻めるべき根周りを攻めきれない。今思えば、消耗前提の安いエギと、根掛かりしにくいシャロー系を最初から使い分けるべきでした。
③ 良型を、自分のミスでばらした
堤防から掛けた良型のアオリ。「イカは身切れするからアワセるな」と昔聞いた話を真に受けて、アワセを入れずにやり取りした結果、足元でバレました。後で思えば、しっかりアワセてカンナを貫通させていれば獲れたかもしれない。獲るための知識も道具も足りていなかった。
だから今年は、ロッド・リール・ギャフを、迷った機種まで全部含めて本気で選び直しました。以下、その全記録です。
※エギの選び方・揃え方は別記事で詳しくまとめます(準備中)。
今年揃えた3本柱の全体像
| 道具 | 選んだもの | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| ロッド | シマノ セフィア エクスチューン MB S86M | 廃番リスクのない現行プレミアム・パックロッド |
| リール | ダイワ 25カルディア LT3000S-CXH | 軽さ・感度を最優先した汎用ミドル |
| ギャフ | UNICITE Alpha スクィッドギャフ(3m) | 携行性重視で選んだコンパクトギャフ |
ロッド編|エメラルダスMXとセフィアで迷って、セフィアにした
今回の釣りは、バイク釣行と旅行先での釣りがこれからのメインになります。だから竿は、迷わずパックロッドから選びました。問題は「どのパックロッドにするか」です。
最初の本命は、エメラルダスMXだった
最初に候補に挙がったのは、ダイワのエメラルダスMX(5ピース)。理由はシンプルで、セフィアより1万円ほど安く、ネットでの評価も良かったから。エギング専用設計でちゃんと小さく仕舞える中堅価格帯、という条件にハマっていました。
ところが調べ進めるうちに、ひとつ引っかかりました。この5ピースは廃番方向で、在庫も薄くなっていたんです。長く付き合う一本にしたいのに、壊れても買い替えられない・パーツも手に入りにくくなるかもしれない。過去に竿を折って泣いた身としては、これはけっこう大きな不安でした。
決め手は「廃番リスク回避」だった
最終的にシマノ セフィア エクスチューン MB S86M に決めました。決め手を、効いた順に挙げます。
- 廃番リスクがない(現行・流通が安定) ― 一番効いたのはここ。長く使う相棒に供給の不安があるのは避けたかった。
- 軽さ・感度がワンランク上 ― スパイラルXコア+カーボンモノコックグリップで、上位機らしい軽量・高感度。
- 価格は上がるが、長く使える ― 1万円の差はあるが、廃番に怯えず使い倒せるなら納得できる。
加えて、背中を押した個人的な理由が2つ。すでにスコーピオン(5ピース)を使っていてシマノへの信頼感があったこと。そして単純に見た目がカッコいいこと。道具は気分が上がるかどうかも大事です。
| 比較軸 | ダイワ エメラルダスMX 84M-5・N | ◎シマノ セフィア エクスチューン MB S86M |
|---|---|---|
| タイプ | エギング専用・5ピース | エギング専用・5ピース(仕舞55.5cm) |
| グレード | ミドル | ハイ(プレミアム) |
| 軽さ・感度 | 十分 | ◎ スパイラルXコア+カーボンモノコックグリップ |
| 供給/廃番リスク | 廃番方向・在庫薄 | ◎ 現行・流通安定 |
| 実売目安 | 〜2.6万円 | 〜4.2万円 |
※万能竿のクロスフィールドやエントリーのクロステージも見ましたが、”エギング専用設計のパックロッド”という軸では早々に候補から外れました。
番手の迷い ― MLか、Mか
セフィアに絞れても、最後まで迷ったのが番手です。
正直、MLにかなり惹かれていました。YouTubeのエギンガーを見てもMLを使う人が多いし、軽いぶんイカの引きを楽しめて、感度も高い。エギングの”王道の一本”はやっぱりMLなんです。
それでも最後はM(S86M)に振り切りました。理由は沖縄ならではの事情です。以前、夜のイザリ(夜の浅瀬を歩いて獲る漁)で3kgクラスのクブシミ(コブシメ)を獲ったことがあって、あの重量級がもしエギで掛かったらMLでは主導権を取れない――その手応えの記憶がありました。さらにこの竿はエギング以外の中型魚を狙うのにも使うつもり。だったら、パワーに余裕のあるMが正解だと判断しました。
正直な心残り:Mはパワーがある反面、MLに比べるとイカとのやり取りの”いなし”の楽しさは多少犠牲になるかもしれない、という心残りはあります。まだ十分な釣行数で確かめたわけではないので、ここは実際に使い込んでから、別途レビュー記事で正直に報告します。
本命に決定
シマノ 21 セフィア エクスチューン MB S86M(5ピース)
エギング専用・5ピース/仕舞55.5cm/エギ2〜4号/現行・流通安定
廃番に怯えず長く使えて、軽さと感度は上位機クラス。バイク・旅行釣行のメイン竿として、大型イカも中型魚も視野に入れたMパワー。
リール編|専用機と迷って、汎用のカルディアにした
リールは、エギング専用機にするか、汎用機にするかで最後まで迷いました。
最初は「ダブルハンドルはマスト」だと思っていた
エギングはダブルハンドル(DH)が人気です。フォール中にハンドルが下がらず、止めたい位置でピタッと止められる――フォール管理のしやすさで、最初はDH付きの専用機がマストだと思っていました。候補も、シマノ 23セフィアSS C3000SDHHGと、ダイワ 23エメラルダスRX。どちらもDH付きの専用機です。
ただ、考えるうちに見方が変わりました。自分が上達して技術が上がれば、DHでフォールを管理する以上に、シングルハンドル(SH)の”軽さ”のメリットのほうが効いてくるんじゃないか、と。フォールはいずれラインや穂先で取れるようになる。でも自重の軽さは、一日中シャクる釣りでずっと効き続ける。そう割り切れたのが、汎用機に目を向けるきっかけでした。
決め手は、軽さと感度
最終的にダイワ 25カルディア LT3000S-CXH に決めました。決め手を効いた順に挙げます。
- 195gの軽さ+感度 ― 一番効いたのはここ。ZAION Vモノコックで軽量・高剛性。プレミアムなセフィア竿の感度を、リールで殺したくなかった。
- PE0.8-200のシャロースプール(下巻き不要) ― 沖縄の大型を見据えたPE0.8がそのままきれいに入る。
- 最大ドラグ10kg ― 大型のアオリ・クブシミを止める余力。
- エクストラハイギア(XH) ― 巻き取りが速く、ダート後の糸フケ回収やラインメンディングがテンポよくこなせる。
加えて、シルバーで統一された見た目のカッコよさも地味に大きかったです。道具は気分が乗るかどうかも性能のうち、だと思っています。
| 比較軸 | 23セフィアSS C3000SDHHG | 23エメラルダスRX | ◎25カルディア LT3000S-CXH |
|---|---|---|---|
| 区分 | エギング専用 | エギング専用 | 汎用(現行ミドル) |
| ハンドル | ダブル(DH) | ダブル(DH) | シングル(SH) |
| スプール | シャロー | シャロー | ◎ PE0.8-200/下巻き不要 |
| 最大ドラグ | 9kg | 10kg | ◎ 10kg |
| 自重 | 220g | 約205g | ◎ 195g |
| 供給 | 現行 | 現行 | 現行 |
※汎用のナスキー、ヴァンフォード、ルビアスなども検討しましたが、「軽さ・感度・シャロースプール・現行で供給安定」を全部満たす一台として、最終的にカルディアに絞りました。
ロッドはシマノ、リールはダイワ。あえてのクロスブランド
「ロッドはシマノなのに、なんでリールはダイワ?」と思われるかもしれません。性能で選んだ結果でもあるんですが、正直に言うとロッドとリールを同じブランド・同じモデル名で完璧に揃えるのが、なんだか面白くない――という、自分の変なこだわりもあります。シマノ竿×ダイワリールは実際よくある定番の組み合わせで、性能的にも全く問題ありません。
正直な心残り:唯一にして最大の心残りは、ダブルハンドルが無いこと。カルディアは汎用機なのでシングルハンドル仕様で、DHの設定がありません。正直、もしカルディアにDHモデルがあったら、それを選んでいたかもしれない。今回は「SHの軽さを活かせる釣り人になる」方向に割り切りました。ドラグの質も最上位機にはわずかに譲りますが、必要十分なレベルです。
本命に決定
ダイワ 25 カルディア LT3000S-CXH
自重195g/PE0.8-200シャロー(下巻き不要)/最大ドラグ10kg/エクストラハイギア
軽さと感度を最優先しつつ、ドラグ10kgで大型イカも止められる現行ミドル。プレミアム竿の感度を殺さない一台。
ギャフ編|足元でばらさないために、取り込みを変える
このギャフは、冒頭の失敗――堤防で良型を足元までは寄せたのに、最後にばらした――への、自分なりの答えです。
掛けてからが本番なのに、僕はずっと取り込みを軽視していました。良型のアオリやクブシミは重く、抜き上げようとすればロッドにもラインにも無理がかかる。海面の遠い堤防や足場の高い磯では、抜き上げそのものが危険でもある。確実に獲るための道具を、最初から用意しておくべきだったんです。
タモではなく、ギャフを選んだ理由
- 携行性がいい ― タモより圧倒的にコンパクト。バイク釣行・旅行釣行がメインの僕には、これが一番効きました。
- 持ち帰って食べる前提だから ― ギャフを使うような良型のイカは、確実に締めて持ち帰って食べます。リリース前提ならタモですが、キープ前提ならギャフのほうが速くて確実。
- 取り回しが軽い ― 磯でも堤防でも、片手でサッと出して掛けられる手軽さがある。
選んだのは UNICITE Alpha(3m)
選んだのは UNICITE(ユニサイト)コンパクトギャフ ALPHA SQUID GAFF。長さは3mを選びました。「なるべく小さく、でも実用的に」――海面が遠い堤防や足場の高い磯でも届く実用域を確保しつつ、仕舞寸法はできるだけコンパクトに、というバランスでこの長さにしています。
ただ、ここは正直に書いておきます。ギャフはAmazonだとそもそも選択肢が多くなく、このモデルもレビューがまだ少ないです。だから僕も「鉄板の定番だから」ではなく、まず自分で使って試してみる、というスタンスで選びました。使い込んだ実感は、後日レビュー記事で正直に報告します。
今回これを購入
UNICITE コンパクトギャフ ALPHA SQUID GAFF(3m)
コンパクト収納/3mモデル/バイク・旅行釣行向き
携行性を最優先しつつ、堤防・磯で実用的に届く3m。レビューはまだ少なめですが、まず自分で試して記録します。
もし「もっと実績のある定番から選びたい」という方は、第一精工 オートキングギャフ/アルファタックル スクィッドギャフ/PROX ワンハンドスキッドギャフあたりが入手しやすく、レビューも多めです。
正直に気にしている点:耐久性
今いちばん気にしているのは耐久性です。ギャフは良型を掛けて引き寄せる瞬間に一番力がかかる道具。ジョイントや掛け部分が値段なりだと不安が残ります。レビューが少ないモデルだけに、ここは実際に使ってみないと分からない――だからこそ自分で確かめて記事にする価値がある、とも思っています。
ギャフを使うときの基本(これから使う人へ)
- ギャフはキープする魚・イカ専用。穴が開くのでリリースには向きません。
- イカは暴れると墨を吐き、足元でのもたつきがバラシに直結。寄せたら一気に、胴をしっかり掛けるのが基本。
- 磯・テトラでは、掛ける瞬間に前のめりにならないよう足場の安全を最優先に。
よくある質問(FAQ)
Q. 秋イカエギングは何号のエギから始めればいい?
A. 秋の新子シーズンは小さめのイカが多いので、2.5〜3.0号が中心です。数が出る時期なので3.0号を主軸に、サイズが小さければ2.5号、潮や風が強い日・良型が混じる場面では3.5号、と使い分けると対応しやすいです。
Q. パックロッド(5ピース)で大型イカや魚に強度は足りる?
A. 継数が多い=弱い、ではありません。専用設計の上位機なら、継ぎ目を感じさせない曲がりと十分な強度を持っています。むしろ大型を相手にするときは、ロッドの強引な煽りより、ドラグ設定とやり取りのほうが結果を左右します。
Q. PEラインは何号がいい?
A. 秋の数釣りなら0.6号前後が扱いやすく飛距離も出ます。良型・大型や根ズレの多い磯を意識するなら0.8号。今回のセッティング(カルディアLT3000S)はPE0.8-200がそのまま入るので、沖縄の大型狙いでも下巻きなしで運用できます。
Q. ロッドはMとMLどっちを選べばいい?
A. 王道で人気なのはML。軽く扱いやすく、秋の数釣りから中型まで幅広くこなす”最初の一本”です。大型・パワー・速い潮・深場を見据えるならM。大型イカや中型魚も狙うなら、Mのパワーの余裕が効いてきます。
Q. リールは専用機(ダブルハンドル)と汎用機どっちがいい?
A. DH付きの専用機は、フォール管理がしやすいのが強み。汎用機(シングルハンドル)は軽さが武器で、一日中シャクる釣りで疲れにくい。フォールをラインや穂先で取れるなら汎用機の軽さ、最初からフォールの安定を重視するなら専用機のDH、という選び方になります。
Q. イカの取り込みはギャフとタモ、どっち?
A. キープして持ち帰る前提ならギャフが速くて確実、しかも携行性が高くバイク・旅行釣行向き。リリースも視野に入れるならタモ。ギャフは穴が開くのでリリースには向きません。用途で選ぶのが正解です。
まとめ|今年の秋イカは、準備で差をつける
ロッド・リール・ギャフ。総額はおよそ7万円。決して安い買い物ではありません。でも、安物を買っては壊し、ロストに萎え、足元でばらしてきた7〜8年を思えば、「ちゃんと選んだ道具で、ちゃんと結果を出す」ことに、今年は投資する価値があると思いました。
まとめると、選んだ理由はこうです。
- ロッド:廃番に怯えない現行プレミアム。軽さ・感度と、大型に負けないMパワー。
- リール:軽さ・感度を最優先した汎用ミドル。下巻き不要のPE0.8とドラグ10kg。
- ギャフ:携行性重視のコンパクト3m。確実な取り込みで、もう足元でばらさない。
道具は揃いました。あとは、釣り場で結果を出すだけです。実際に使い込んだレビューと、秋の実釣記録は、別途記事にして正直に報告します。
あわせて読みたい
PANDA FISHING CLUB ・ 診断
釣りスタイル診断
あなたにピッタリの釣り方は? 8つの質問でわかる。
本コンテンツにはプロモーション(Amazonアソシエイト)が含まれます。
堤防やサーフ、地磯、河口など、フィールドや狙う魚によって、釣りには大きく分けて ブッコミ/ライトブッコミ/フカセ/サビキ/ルアー・エギングの5つのスタイルがあります。 8つの質問に答えると、いまのあなたに合う1つと、最初に揃えたいタックルがわかります(約1分)。
Q1
質問
こんな人に向いています
まず揃えたいタックル
あわせて読みたい記事
5つの釣りスタイルとは
ブッコミ(投げ)は、重い仕掛けを底に置いて大物のアタリをじっくり待つスタイル。装備は増えますが、一発の価値が大きい釣りです。
ライトブッコミは、軽い仕掛けで身軽に動き、待ちと機動力を両立して数も魚種も狙う実利的なスタイル。堤防やサーフと相性がよく、手軽さから初〜中級者にも扱いやすいのが特徴です。
フカセは、ウキ・タナ・撒き餌を細かく調整して食わせる技巧派の釣り。腕がそのまま釣果に出るスタイルです。
サビキは、仕掛けとアミエビがあれば堤防で気軽に数釣りができる入門向けのスタイル。家族や友人と楽しむのにも向きます。
ルアー・エギングは、疑似餌を自分で操作して食わせ、移動しながら探すゲーム性の高いアクティブな釣りです。
パンダ Fishing Club 




